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歴史を知る

名古屋周辺の城と風景を起点に、日本の過去へ分け入る五つの入り口。

苔むした高取城の石垣の隅

日本の城

日本の城は、ひとつの「仕組み」です。山や川、石垣、攻め手の足を止めるよう配された門、そして麓に計画された町。天守は、そのもっとも目立つ一部にすぎません。

桶狭間の織田信長像と今川義元像

戦国時代

1467年の応仁の乱からおよそ一世紀、日本では中央の権威が崩れ、各地の領主が生き残りをかけて争いました。旧尾張・三河、現在の愛知県は、その時代がどのように終わったのかを語る中心地です。

織田信長の追善肖像画(1583年)

歴史上の人物

すべての石垣の背後には、それを築かせた人がいます。信長、秀吉、家康はその中でもっとも名高い存在にすぎません。普請を担った者、家臣たち、そして何世代にもわたって城を守った家もまた、同じように大切です。

木々の中に低い石垣が残る高取城本丸

古戦場と忘れられた場所

日本の歴史が動いた場所の多くは、いまや田畑や住宅地、森に覆われた丘になっています。背景を知らなければ、通り過ぎてしまうでしょう。知っていれば、風景が読めるようになります。

安土城の石垣の間の石段

日本の建築遺産

接着材を使わずに積まれ、攻め手と地震をいなすように反る石垣。釘に頼らず組み上げられた木造の天守。火除けを願って載せられた屋根飾り。城の建築は、近づいて見るほどに応えてくれます。